本日、Neural Network Console クラウド版をアップデートいたしました。本blogでは、新たに追加された以下の新機能について紹介していきます。
・メッセージや一部画面の日本語表示対応
・エラーメッセージの具体化、対応方法表示
・評価結果のソート機能、グラフ表示の追加
・Project、Datasetに任意のタグ名の付与およびフィルタ表示に対応
・その他の機能・改善点
1. メッセージや一部画面の日本語表示対応
これまでNeural Network Consoleは英語表示のみでしたが、メッセージや一部の画面について日本語表示に対応しました。
言語選択は「Service Settings」画面からおこなうことができます。
2. エラーメッセージの具体化、対処方法の表示
ジョブ実行時やデータセットアップロード時のエラーの中で代表的なものに関して、エラー内容とその対処方法の表示を行う機能を追加しました。
前述の日本語表示設定をおこなうと、このメッセージも日本語で表示されます。
3. 評価結果のソート機能、グラフ表示の追加
評価結果のソート表示が可能になり、誤分類したデータや精度の低いデータの確認が可能になりました。
また分類問題での評価結果の正解率を棒グラフで表示する機能を追加しました。
4. Project、Datasetに任意のタグ名の付与およびフィルタ表示に対応
Project、Datasetにカテゴリや作成者名など任意のタグを付与することが可能になり、タグ名毎のフィルタ表示に対応しました。
5. その他の機能・改善点
その他にも、以下のように様々な機能追加や改善が行われています。
Explainable Deep Learning関連の対応
学習後のパラメータを可視化する機能を追加しました。学習結果の「Overview」のレイヤーをダブルクリックすることで表示が可能です。
構造自動探索の実行並列数の指定に対応
構造自動探索の実行並列数の指定に対応しました。クラウドの豊富な計算リソースを有効活用し、より高速な自動探索が可能になりました。
公開プロジェクト機能のアップデート
公開プロジェクトのダウンロード数とランキング表示が可能になりました。
画面遷移の高速化
画面遷移の際の表示速度を改善し、以前より高速に表示ができるようになりました。
Neural Network Consoleは今後も改善を継続していきます。
今後の適切な機能追加のため、引き続きユーザの皆さんからのご意見ご要望をお待ちしています!
Neural Network Console クラウド版
https://dl.sony.com/ja/cloud/