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Neural Network Console クラウド版アップデート

Thursday, November 07, 2019

News

Posted by Shinichiro Takahashi

本日、Neural Network Console クラウド版をアップデートいたしました。本blogでは、新たに追加された以下の新機能、新メニューについて紹介していきます。

・TensorFlow互換β版リリース
・GPUメニューの追加
・Last Epochの結果ダウンロード機能
・Optimizerのrange設定に対応
・アップロード後のDataset名称の変更に対応

 

1. TensorFlow互換β版リリース

TensorFlow形式プロジェクトのインポート・エクスポートに対応しました。
これによりTensorFlowで作成した「.pb」ファイルをNeural Network ConsoleにインポートしてGUIでニューラルネットワークの編集をしたり、Neural Network Consoleで開発した学習済みモデルをTensorFlow形式でエクスポートし推論を実行したりといった応用が期待できます。
弊社での動作確認状況はこちらをご確認ください。
他社フレームワークとの互換対応ということで、ソニーで網羅的に動作確認をすることが難しいこともあり、今回「β版」としてリリースさせていただきます。
ユーザの皆様の動作確認結果などをユーザコミュニティ等で投稿いただけますと大変うれしく思います。


 

2. GPUメニューの追加

より大きなGPUメモリを利用したいというご要望にお応えして、GPUメモリ256GiBに対応したGPUメニュー「NVIDIA® TESLA® V100 GPU+ x8」を追加しました。
参考)クラウドサービスFAQ

GPU GPU搭載数 GPUメモリサイズ NVLink メモリサイズ
NVIDIA® TESLA® K80 GPU 1 12GiB 61GiB
NVIDIA® TESLA® V100 GPU 1 16GiB 61GiB
NVIDIA® TESLA® V100 GPU 4 64GiB 200GBps 244GiB
NVIDIA® TESLA® V100 GPU 8 128GiB 300GBps 488GiB
NVIDIA® TESLA® V100 GPU+ 8 256GiB 300GBps 768GiB

3. Last Epochの結果ダウンロード機能

最も精度の良いモデルのダウンロードに加えて、Last Epoch(最後の学習)の結果をダウンロードすることが可能になりました。

 

4. OptimizerのRange設定に対応

Epochの範囲を指定して、適用するOptimizerを指定できる機能を追加しました。
参考)コンフィグタブ(Optimizer)の使い方

 

5. アップロード後のDataset名称の変更に対応

アップロード後のDataset名称の変更が可能になりました。

 

Neural Network Consoleは今後も改善を継続していきます。
今後の適切な機能追加のため、引き続きユーザの皆さんからのご意見ご要望をお待ちしています!

 

Neural Network Console クラウド版
https://dl.sony.com/ja/cloud/