FAQ:セットアップ

Friday, November 03, 2017

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Posted by Yoshiyuki Kobayashi

全てのファイルが正しく解凍できません

解凍前のZipファイルのサイズが正しいことをご確認ください(1GB程度)。
また、Zipファイルの解凍に用いるソフトウェアによっては大量のファイルを含む巨大なZipファイルをうまく解凍できないようです。このような場合は他のZip解凍ソフトをお試しください。

「アクセスが拒否されました」と表示され起動できません

Neural Network Consoleの解凍先フォルダがNeural Network Consoleから書き込みできないフォルダである可能性があります。
解凍したNeural Network ConsoleをProgram Filesフォルダにコピーした場合などに発生します(Program Filesフォルダ以下はアプリケーションから書き込み不可)。Neural Network Consoleは自由に書き込み可能なフォルダ(cドライブ直下、デスクトップ、ドキュメントフォルダなど)に設置します。

起動時に「序数が見つかりません。序数4540がダイナミックリンクライブラリLIBEAY32.dllから見つかりませんでした」と表示されます

インストールされているOpenSSLが古いバージョンである可能性があります。最新のOpenSSLをインストールします。

「DLL load failed: 指定されたモジュールが見つかりません」と表示され学習が実行できません

お使いのPCにVisual Studio 2015のVisual C++ 再頒布パッケージがインストールされていない可能性があります。以下のページよりVisual Studio 2015のVisual C++ 再頒布パッケージをダウンロードの上インストールします。

https://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=52685

「CUDA driver version is insufficient for CUDA runtime version」と表示され学習が実行できません

お使いのPCにインストールされているグラフィックドライバが最新ではない可能性があります。NVIDIAのページより最新のグラフィックドライバをダウンロードの上インストールします。

サンプルプロジェクトの学習を実行するとエラーが出ます

既にPythonなどがインストールされている環境にNeural Network Consoleをインストールした場合、正しく学習できないことがあります。一時的に既存のPython等をアンインストールするか、環境変数からそれらへのPATHを外すことにより問題を切り分けることができます。

ご参考
Neural Network Consoleはzip内に含まれているPythonを呼び出してPythonコードを実行します。この時に利用するPythonはNeural Network ConsoleのGUIにおいて、設定画面で指定するPATH環境変数を動的に指定していますが、OSのPATHが通ったフォルダ上にPythonが含まれる場合、そちらが優先的に使われてしまうことがあります。

GPUを用いた学習ができません

GPUボードのドライバが最新であることをご確認ください。
Neural Network Consoleは、現状NVIDIA(CUDA対応)のGPUにのみ対応しており、AMDやIntelのチップセット内蔵GPUは利用できません。

学習が遅いのですが、GPUが正しく動作しているかどうかを知る方法はありますか?

GPUの使用状況をモニタするソフトウェアを用いることができます。
GPU Loadがほとんど0%であるケースでは正しくGPUが利用できていない可能性があります。設定画面での設定や、ご利用のレイヤーのGPU対応状況をご確認ください。
GPU Loadが50%以上を維持できていないケースでは、学習データのディスクからの読み込みが追いついていない、Batch sizeが小さすぎる、配列のサイズが小さいネットワーク構成である、並列計算向きでないレイヤーが多用されている、扱うデータサイズが小さくそもそも効率的な並列計算が難しい(同梱のサンプルプロジェクトの多くもこれに該当)などの可能性があります。
また、環境によってGPUの使用メモリ量が100%になってしまい、学習速度が遅くなる現象も確認されています。こちらの現象は、ディスプレイドライバを最新のものに更新することで解消できることがあります。

リモートデスクトップ環境でGPU環境のセットアップ、GPUを用いた学習ができません

Windowsのリモートデスクトップの仕様上、環境によってはリモートデスクトップ接続時GPUが無効になることがあります。ディスプレイドライバを最新のものに更新することで解消できることがあります。実機上での操作を行うか、GPUが無効にならないWindows標準以外のリモートデスクトップをお試しください。

新しいバージョンのNeural Network Consoleにアップデートする方法を教えてください

新しいバージョンのアーカイブをダウンロード後、古いバージョンとは異なるフォルダにzipファイルを解凍してください。古いバージョンのフォルダに上書きすると、正しく動作しない可能性があります。
新しいバージョンのzipを解答後、古いバージョンのフォルダを削除してください。
削除する古いバージョンのフォルダに自分で作成したプロジェクトやデータセットを保存している場合は新しいバージョンのフォルダに移動するか、他のフォルダに移動してください。

古いバージョンで作成したプロジェクトを、新しいバージョンでも使うことができますか?

古いバージョンで作成したプロジェクトでも、新しいバージョンのNeural Network Consoleでお使い頂けます。
新しいバージョンのNeural Network Consoleを起動後、プロジェクト一覧に対象のプロジェクトが表示されない場合は、「Open Project」メニューから対象のプロジェクトを選択してください。
バージョンアップの際に、古いバージョンで作成したプロジェクトに指定しているデータセットを保存しているフォルダを変更している場合は、データセットを再設定してください。